コンクリートとモルタル
コンクリートとモルタルの違い
コンクリートは、水・セメント・砂・砂利を練り混ぜたものです。
モルタルは、水・セメント・砂を練り混ぜたものです。
砂利が入っているかいないかの違いです。
砂利の有無で性状・特性が変わるので、用途によって使い分けがされています。
![](http://product.hmtc.jp/wp-content/uploads/2020/03/concrete.png)
![](http://product.hmtc.jp/wp-content/uploads/REPORT/mortar.png)
なぜ固まるのか?
セメントは水と激しく化学反応を起こす性質を持っており、この反応を水和反応と呼びます。できた生成物をセメント水和物と呼びます。
セメント水和物はモルタル・コンクリートの中で砂や砂利を結びつける接着剤のような役割を果たし、強固な構造をつくり上げます。
よく勘違いされているのですが、モルタル・コンクリートは、水とセメントの水和反応により固まるのであって、乾燥によって固まるのではありません。
水和反応の時に、緻密な結晶をつくればつくるほどモルタル・コンクリートの強度や耐久性は高くなります。その為には、水和反応に不必要な水を極力減らした方がが良いのですが、水が少なすぎると、練り混ぜが難しくなってしまうことで、水和反応が阻害されてしまいます。また、水が少なすぎると流動性が悪く、施工時にも悪影響を与えます。
モルタル・コンクリートの強度を左右するのは、様々は要素があるのですが、この水とセメントの比率が1番大きな要素となります。